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更新日時:2025年4月18日

雨漏り修理の費用はどれくらい? 原因の見つけ方やチェックのコツ、補助金で安くおさえるコツをわかりやすく紹介

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天井や壁に雨染みを見つけても、「しばらく様子を見よう」とそのままにする人は多いかもしれません。しかし、雨水は小さなすき間から建物の中に入り、木が腐ったりカビが生えたりする原因になります。また、シロアリや漏電の心配も出てきます。
放っておく期間が長くなるほど、被害が広がってしまい、修理にかかるお金も増えてしまいます。

この記事では、雨漏りの原因をどうやって見つけるかから始まり、修理の方法や費用、火災保険や補助金の使い方まで順を追ってわかりやすく説明します。また、信頼できる業者を選ぶためのポイントも紹介しています。

雨漏りを直さずに放っておくとどうなる?

雨漏り修理を放置した場合に起きること

雨漏りをそのままにしておくと、見えないところで建物が傷み、生活にもさまざまな悪影響が出てきます。ここでは、放置による3つの問題を説明します。

家の骨組みが腐ってしまうおそれがある

雨漏りによって建物の中に水が入り込むと、柱や梁などの大事な部分にダメージが出ます。木は水分で腐りやすくなり、鉄でできている部分も錆びてしまいます。

こうした傷みは外からは見えにくく、気づかないうちに地震に弱い状態になっていることもあります。とくに長く放置してしまうと、直すために大がかりな工事が必要になるかもしれません。早めの点検や修理が、家を長持ちさせるポイントです。

カビやシロアリ、電気のトラブルも起こる

雨漏りで湿気がたまると、カビやダニが増えやすくなります。その結果、アレルギーや喘息といった健康トラブルにつながることがあります。湿った木材にシロアリが集まると、家の広い範囲に被害が出るかもしれません。
また、水が電気の線に触れると漏電が起きることがあり、感電や火事の原因になることも。雨漏りは見た目だけの問題ではなく、暮らしの安心にも大きく関わっているのです。

修理が遅れると費用がかさんでしまう

雨漏りに早く気づけば、小さな修理で済む場合もあります。しかし、そのままにしておくと被害がどんどん広がってしまいます。
水が壁の中や床の下まで入りこむと、表面を直すだけでは足りず、広い範囲を直す必要が出てきます。工事の手間や時間も増えてしまうでしょう。だからこそ、少しでも変だなと思ったら、早めに対応することがいちばんの近道です。

雨漏りの原因は? よくある5つのケースと確認するポイント

雨漏りはある日突然起こるのではなく、気づかないうちに少しずつ進んでいることが多いです。ここでは、雨漏りの主な原因と、その見分け方を紹介します。

1. 屋根の割れや浮き、金属部分の傷み

割れた屋根瓦の画像

屋根は雨や風を一番に受け止める場所なので、年月とともに傷みやすくなります。たとえば、瓦がずれたりスレートが割れたりすると、そこから雨水が入ってくるかもしれません。
屋根のてっぺんにある板金が風で浮いたり、釘がゆるんだりしていることもあります。
金属製の屋根は、さびて穴があくと雨漏りの原因になります。

屋根をチェックするときは、危険なので無理に登らず、双眼鏡などを使って離れた場所から見てみましょう。何かおかしいと感じたら、専門の業者に相談するのが安心です。

2. 外壁や窓のまわりにできたすき間やひび

ヒビが入った外壁の繋ぎ目の画像

家の外壁や窓のまわりには「シーリング」というゴムのような材料が使われています。これが古くなるとひび割れたり、はがれたりして、そこから雨水が入りこむことがあります。
とくに窓の四つ角壁のつなぎ目は、傷みやすいところです。見た目でわかるほどのひびやはがれがあれば、早めに直す必要があります。放っておくと、壁の中の木が腐ったり、カビが生えたりするかもしれません。

3. ベランダや屋上の防水の劣化

劣化した排水口周りの画像

ベランダや屋上は、水がたまらないように防水の加工がされていますが、この防水も時間がたつと弱くなってきます。たとえば、ウレタンやFRPという素材の防水は、5年ほどで表面の塗装が劣化し、ひびが入ったりふくらんだりすることがあります。
排水口のまわりに草が生えていたり、防水シートがめくれていたら、防水の効果が下がっているサインです。定期的に点検し、必要があれば防水工事をすることが大切です。

4. 雨どいや排水口の詰まり

落ち葉が溜まった雨樋の画像

屋根やベランダに降った雨水は、雨どいや排水口を通って外に流れます。しかし、落ち葉やゴミがたまると、うまく流れなくなってしまいます。
その結果、あふれた水が壁をつたって家の中にしみこんでしまうこともあります。とくに大雨のときは、排水が追いつかず、水がベランダにたまることがあります。雨どいや排水口は、年に1回くらいのペースで掃除しておくと安心です。

5. 天窓や太陽光パネルなどの取り付けミス

天窓の画像

あとから取りつけた天窓や太陽光パネル、アンテナなどが原因で雨漏りが起きることもあります。取り付けのときに防水の処理がきちんとされていなかったり、時間がたってシーリングが劣化したりすると、そこから水が入りやすくなります。
こういった設備は、ときどき点検をして、異常がないか確認するようにしましょう。設置工事を頼んだ会社の保証がどこまであるかも、前もって知っておくと安心です。

自分で原因がわからないときはどうする?

屋根の上や壁の中など、自分では確認できない場所もあります。そんなときは、専門の業者に調査をお願いする方法があります。たとえば、水をかけてどこから漏れるか調べる「散水調査」や、温度の違いで水の通り道を見つける「赤外線カメラ調査」などの方法があります。
費用はかかりますが、同じようなトラブルをくり返さないためにも、こうした調査を検討するのは有効な手段です。

場所ごとの症状と修理費用の目安を紹介

雨漏りは起きた場所や状態によって、直し方やかかる費用が大きく変わります。ここでは、よくある場所別に、どんな修理が行われるのかを簡単にまとめました。

修理する場所主な修理内容簡単な修理の費用目安しっかり直すときの費用目安
屋根瓦の差し替え、板金の交換、カバー工法、屋根全体のふき替え約3万〜30万円(瓦の差し替えなど)約60万〜200万円(屋根全体のふき替えなど)
外壁ヒビの補修、コーキング、重ね張り、張り替え約2万〜30万円(部分補修など)約100万〜250万円(外壁全体の張り替えなど)
ベランダ・屋上防水塗装(ウレタンやFRP)、トップコートの塗り直し約10万〜50万円(トップコートのみ)約50万〜100万円(全体の防水塗装)
雨どい・軒天雨どいの交換、軒天の張り直し約5千円〜10万円(部分の交換や掃除など)約10万〜30万円(全面の交換など)
天窓・窓まわりシーリングの補修、金属の調整、ガラスの交換約10万〜20万円(軽い補修のみ)約20万〜50万円(ガラスの交換を含む)

自分で応急処置はできるの?

雨漏りに気づいても、すぐに業者に来てもらえないこともあると思います。そんなときは、ブルーシート防水テープを使って、かんたんな応急処置をすることで被害の広がりを防ぐことができます。
たとえば、屋根に穴があいて雨が入りこんでいるときは、ブルーシートをかぶせてしっかりと固定すると、一時的に水の侵入をふせげます。壁や窓のまわりにすき間やヒビがある場合は、防水テープを貼ることで雨を止めることも可能です。

ただし、こうした対策はあくまで短期間のものです。ブルーシートは2〜3週間ほどで傷んでしまい、防水効果がなくなってしまいます。防水テープも貼り方が悪いとすぐにはがれてしまうことがあります。
そのため、応急処置をしたあとは、できるだけ早く専門の業者に連絡して、本格的な調査と修理をお願いすることが大切です。また、屋根の上など高い場所で作業をするのはとても危険です。無理せず、安全を第一に考えて行動するようにしてください。

修理費用を少しでも安くできる方法はある?

雨漏りの修理にはお金がかかりますが、条件によっては保険や補助金を使えることがあります。ここでは、費用をおさえるための3つの方法を紹介します。

火災保険や共済

雨漏りの原因が台風や強い風、ひょうや雪などの自然災害だった場合は、火災保険や共済で補償される可能性があります。ただし、屋根や壁が古くなったことが原因だったり、工事のミスによる場合は対象外になります。
どこまで補償されるかは保険の内容によって違うため、自分が入っている保険を確認し、不明な点があれば保険会社に相談するとよいでしょう。

住宅瑕疵担保責任保険

家を新しく建ててから10年以内で、工事の不具合が原因で雨漏りした場合は、「住宅瑕疵担保責任保険(じゅうたくかしたんぽせきにんほけん)」が使えることがあります。
この保険は、建物の大事な部分や雨が入らないようにするための場所に欠陥があったときに補償されます。使えるかどうかには条件があるため、施工会社や保険会社に問い合わせてみてください。

自治体の補助金制度

雨漏りの修理だけでは、補助金の対象にならないことが多いです。ただし、省エネ対策や耐震工事などのリフォームとあわせて行うことで、補助が受けられる可能性があります。制度の内容や条件は自治体によって異なるため、住んでいる地域の情報を調べてみましょう。

以下は、国や自治体が行っている代表的な制度の例です。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

この制度は国が実施しており、家の耐久性や省エネ性能、メンテナンスのしやすさを高めるリフォームが対象になります。屋根や外壁、窓まわりの修理、防水工事なども「劣化対策」として補助の対象になることがあります。

参考:長期優良住宅化リフォーム推進事業評価室事務局Webページ

住宅修築資金の融資あっせん制度

自治体が金融機関と連携し、住宅の修理や改修に必要なお金を借りやすくする制度です。借りたお金は分割で返すことができ、利子の一部を自治体が補助してくれることもあります。
高額な修理費が必要なときには、こうした制度を利用するのもよいでしょう。

雨漏り修理で失敗しないために業者を選ぶポイントは?

チェックリストのコンセプト画像

雨漏りの修理を安心して任せるには、信頼できる業者を選ぶことが大切です。ここでは、選ぶときに気をつけたいポイントを紹介します。

資格や実績をきちんと確認する

修理をお願いする前に、その業者にどんな資格や経験があるかをチェックしましょう。
「雨漏り診断士」などの資格を持った人がいる業者なら、原因を正しく見つけて、しっかり直してくれる可能性が高くなります。これまでの施工事例や、お客様の感想などをホームページや口コミサイトで確認すると、信頼できるかどうか判断しやすくなります。

点検内容・見積もり・保証の違いを比べて選ぶ

1社だけに決めずに、何社かから見積もりをもらって比べることが大切です。どんな方法で雨漏りを調査するのか、修理の内容や費用の内訳、保証がどのくらいあるかなどが書かれているか確認しましょう。
一般的に、保証は1年から5年くらいの範囲で設定されています。見積もりの金額だけでなく、どうしてその金額なのかもよく見て、納得できる業者を選んでください。

怪しい業者を見分けるポイントを知っておく

悪質な業者にだまされないためには、あやしい特徴に気づくことが大事です。
「今すぐ契約すれば安くなる」「近くで工事中だから特別価格です」など、その場で決めさせようとする言い方には注意しましょう。また、点検がすぐ終わったり、詳しい説明をしなかったり、契約書や保証書を見せてくれない業者は信用できません。
国民生活センターにも、このような業者に関する相談が多く寄せられています。あわてず、慎重に判断することが大切です。

さいごに

雨漏り修理は「原因を調べて直す」「定期的に点検する」という流れが大切です。放っておくと家の傷みや健康被害、修理費の増加につながります。
早めに原因を見つけて、火災保険や補助金を活用すれば、費用の負担を減らせます。信頼できる業者と相談しながら、家をしっかり守りましょう。

見積もりや修理について不安がある方は、専門のスタッフに相談してみてください。当社では写真をもとに無料でアドバイスを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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