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更新日時:2025年3月12日

中古マンションをリノベーションするには? 間取りや設備を変える費用、リノベーションの流れや工事の注意点を解説

アイキャッチ画像

新築マンションも魅力的ですが、価格が高かったり、間取りや内装が自分の好みに合わないこともありますよね。
そんな時にオススメなのが、中古マンションを購入して、自分好みにリノベーションすることです。

リノベーションを成功させるためには、しっかりとした計画が必要です。
この記事では、リノベーションの費用や工事でできることについて詳しくご紹介します。

リノベーションマンションは、年々人気が高まっています。その理由は、コストの面でのメリットと、自由度の高さです。
新築マンションに比べて購入価格を抑えられる上、自分の好みに合わせて内装を変更できるため、多くの人が中古物件を選ぶようになっています。

また、リノベーションをすることで、物件の資産価値が上がることも魅力です。
築年数が経つと物件の資産価値は下がりがちですが、最新の設備やデザインを取り入れることで、同じ築年数の物件よりも高い評価を受けることができます。とくに、キッチンやバスルームなどの水回りを新しくすることで、機能が向上し、購入希望者からの人気も高くなります。

このように、リノベーションマンションは経済的なメリットにくわえて、住み心地が良い物件としてとても魅力的です。

マンションリノベーションのメリットをまとめたイラスト

中古マンションには、多くの魅力があります。ここでは、その中でも具体的なメリットについて紹介します。

購入価格が安い

中古マンションは、購入価格が新築マンションに比べて安いです。とくに、築年数が経過した物件は価格が抑えられているため、初期投資を少なく抑えることができます。

2024年のデータによると、首都圏の新築マンションの平均価格は約8000万円ですが、中古マンションは約5000万円で購入でき、約6割程度の価格で手に入れることができます。
リノベーション費用を加えても、全体のコストは新築よりも安く済むことが多いため、コストパフォーマンスが優れています。

このように、手ごろな価格で物件を購入できるため、資金に余裕がない方や初めての住宅購入を考えている方にとって、メリットの大きい選択肢となります。

自由度が高い

新築マンションでは、間取りや設備がすでに決まっていることが多く、選べる選択肢が限られています。
一方、中古マンションなら、購入後に自分の好みに合わせて大きく改装することができます。たとえば、間取りを変更して広いリビングを作ったり、オープンキッチンにしたりと、生活スタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
また、内装や設備の種類も自由に選べるので、デザインや使いやすさにこだわった空間を作り出せます。

このように、自分の理想の住まいを形にできる自由度の高さが、中古マンションをリノベーションする大きなメリットです。

資産価値の向上が見込める

中古マンションをリノベーションすることで、資産価値が上がることがあります。理由は、内装や設備を新しくすることでトレンドに合った空間がつくれたり、機能性を向上させることができるからです。
これにより、将来売るときに価格が上がる可能性が高くなります。とくに立地が良い物件なら、土地の価値が上がることもあり、リノベーションの効果が大きくなります。

また、マンション1棟をまるごとリノベーションする場合は、耐震性や構造面も改善することで資産価値が大きく上がります。
1981年以前に建てられたマンションでは、震度7の大地震に対する耐性が不足していることがあります。そのため、リノベーションで耐震基準を最新のものに合わせることで、物件の安全性が高まり、資産価値が下がりにくくなります。

ここからは、マンションのリノベーションで間取りや設備をどの程度変更できるかについて説明していきます。

基本的には専有部分のみ

マンション専有部分の画像

マンションで自由にリノベーションできるのは「専有部分」に限られます。
専有部分とは、住戸の所有者が変更可能な範囲で、具体的には次のような場所です。

⚫︎ 壁、天井、床
⚫︎ 室内ドアや窓の内側
⚫︎ 水まわり設備(キッチン、トイレ、浴室) など

一方、外壁や玄関ドア、窓サッシといった「共用部分」は、マンション全体の所有者が共同で管理するため、勝手に変更することはできません。

1. 間取りの変更

間取りの変更は、構造を支える柱や梁を残せば、比較的自由に行えます。ただし、壁式構造のマンションでは、取り壊せない壁があるため、間取り変更が制限される場合があります。

⚫︎ 部屋の仕切り壁を追加したり撤去したりする工事
⚫︎ 部屋の配置を変更する工事

2. 仕上げ材の変更

床や壁、天井の仕上げ材を新しくすることで、部屋の印象を大きく変えることができます。
デザイン性や使いやすさもアップするため、多くの方に人気の工事です。リノベーション工事の中でも比較的安く、簡単に行うことができます。

⚫︎ フローリングやカーペット、タイルなどの床材の張り替え
⚫︎ 壁紙の張り替えや塗り壁への変更
⚫︎ 天井の塗装や素材の変更 など

3. 設備の変更

設備の変更では、キッチンやお風呂、トイレなどの水回りを新しいものに替えたり、便利さをアップさせるための工事ができます。
最新の設備にすることで、快適さや省エネ効果も期待できます。具体的には、次のような設備の変更が可能です。

⚫︎ システムキッチンやカウンターキッチンに交換
⚫︎ 浴室のユニットバス交換や追い焚き機能の追加
⚫︎ トイレを節水型や温水洗浄便座に変更
⚫︎ エアコンや給湯器などの家電設備の更新 など

4. 断熱工事や遮音工事

断熱工事や遮音工事は、住まいの快適さをアップさせるための工事です。
寒い冬には暖かく、暑い夏には涼しい空間を作ることができ、外からの騒音や室内の音漏れも減らせます。

⚫︎ 遮音性の高い床材や壁材を使う
⚫︎ 床下や壁に断熱材を追加する
⚫︎ 防音ドアや防音カーテンを設置する
⚫︎ 窓の断熱性能を高めるため、二重窓や複層ガラスを取り入れる

リノベーションを進める前には、必ず管理規約を確認しましょう。
管理規約には、リノベーションに関する具体的なルールが書かれています。規約に反する内容の工事は、許可されないこともあります。
とくに、床材の遮音性や水まわりの移動に関する制限が多く設けられています。

リノベーションを計画する際は、これらの要素をよく考え、専門家に相談することをおすすめします。

リノベーションを考える際、費用や工期は大きなポイントです。
どれくらいの予算が必要なのか、また、どのくらいの時間がかかるのかを簡単に紹介します。

リノベーション工事にかかる費用

コインを積み上げて家の形を作った画像

リノベーションの費用は、物件の広さや工事の内容、使う材料のグレードによって大きく変わります。
中古マンションをフルリノベーションする場合、費用の目安は約500万円〜1500万円程度です。施工面積が広いほど費用も高くなります。
間取りの変更や水まわりの移動、設備をグレードアップする工事が加わると、さらに費用が必要になることもあります。

一部分だけのリノベーションであれば少額で始められることもありますが、全体を改修する場合はしっかりと予算を計画することが大切です。

リノベーション工事にかかる期間

カレンダーの画像

工期も、工事の規模や内容によって変わります。フルリノベーションの場合、一般的には2か月から4か月程度が目安です。
スケルトンリノベーション(内装を全て取り払って一から作り直す方法)の場合は、配管や電気の工事も含まれるため、さらに時間がかかることがあります。

設計やプランニングにも時間が必要です。事前に業者としっかり打ち合わせをして、スケジュールを確認しておくことが大切です。

リノベーションを進める場合、事前に確認しておきたいポイントや気をつけるべき点もいくつかあります。
ここでは、失敗しないためのポイントをわかりやすくご紹介します。

予算オーバーを防ぐためのポイント

予算オーバーを防ぐには、まず予算を明確に設定することが大切です。
リノベーションの費用は工事内容や使う材料によって大きく変わるため、事前に詳細な見積もりを取り、必要な項目をリストアップして優先順位を決めることが重要です。
また、予備費を含めた上限予算を設定し、予想外の追加費用に備えておくことも忘れないようにしましょう。

施工業者と密にコミュニケーションをとり、変更が生じた際はその影響をすぐに確認することで、予算の管理を徹底できます。こうした工夫により、無駄な出費を抑えながら計画的にリノベーションを進めることができます。

工事中のトラブルを避けるためのコツ

工事中のトラブルを避けるには、近隣住民への配慮も欠かせません。

リノベーション工事では騒音や振動が発生するため、事前に工事の内容や期間を説明し、理解を得ることが大切です。また、工事の時間帯や曜日についてもマンションの管理規約を確認し、近隣に迷惑をかけないよう気をつける必要があります。
工事の進捗状況を定期的に確認することで、問題が起きたときに迅速に対応できる体制を整えることができます。

マンション特有の規制と施工制限

共同住宅の禁止事項のイメージ画像

マンションのリノベーションには、管理規約や施工制限があることに注意が必要です。
共用部分の変更や特定の工事が禁止されている場合があり、たとえば、間取りの大きな変更や水まわりの移動が制限されることがおおいです。

また、工事を始めるには管理組合への申請が必要で、承認を得るまで工事を進められない場合もあります。
施工時間や曜日にも制限があるため、工事のスケジュールを立てる際はこれらの規制を考慮しておくことで、リノベーションをスムーズに進められるようになります。

リノベーションは、自分らしい暮らしを実現するための選択肢のひとつです。
実際に進めるとなると、「費用や工事内容が気になる」「計画の進め方が不安」といった悩みが出てくることもあるかもしれません。

そんな時は、まず内装工事業者に相談してみましょう。プロの力を借りることで、きっと安心して進められるはずです。

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