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更新日時:2025年4月4日

屋根塗装の費用相場はどのくらい? 塗料の種類や持ちの良さ、塗装に向いている季節についてわかりやすく解説

アイキャッチ画像

屋根の塗装は、家を長く使うために大切なメンテナンスのひとつです。屋根を守ることで、建物全体の劣化を防ぎ、見た目もきれいに保てます。

とはいえ、いつ塗ればいいのか、どんな塗料を使えばいいのかなど、わからないことが多いと感じる人もいると思います。
この記事では、屋根塗装を考えている人に向けて、塗装にかかる費用や塗料の種類、そしておすすめの季節など、基本的なポイントをわかりやすく紹介します。

屋根は建物を雨や日差しから守る大切な部分です。しかし、毎日外にさらされているため、少しずつ傷んでいきます。
ここでは、屋根が傷む原因と、塗装をすることでどのようなメリットがあるのかを説明します。

屋根が傷む主な理由

塗装が剥がれた屋根の画像

屋根が劣化する原因は、いくつかの自然の力が重なることにあります。

■ 紫外線:太陽の光に含まれる紫外線は、屋根の表面を傷つけ、色があせたり、ひび割れたりする原因になります。  
■ 雨水:雨が降ったり止んだりをくり返すと、屋根の材料がふくらんだり縮んだりして、だんだん弱くなっていきます。  
■ 温度の変化:昼と夜の気温の差や季節の変わり目も、屋根に負担をかけます。これがひび割れやゆがみの原因になります。  
■ 風:強い風や台風で、屋根の一部がずれたり壊れたりすることがあります。  
■ カビやコケ:湿気が多いと、カビやコケが生えやすくなり、それが屋根の傷みを早めてしまいます。  

こうしたいくつもの要因が重なることで、屋根はだんだんと弱っていきます。だからこそ、定期的に点検をして、早めに手入れをすることが大切になります。

屋根を塗装するとどんな効果があるの?  

屋根を塗装するメリットをまとめたイラスト

屋根を塗装することで、さまざまなメリットが得られます。

見た目がきれいになる

屋根の色あせやよごれをきれいにできるので、家全体が明るく見えます。
新築のころのような見た目にもどしたり、好きな色に変えたりすることもできます。見た目が良くなることで、家の価値も高まります。  

屋根の材料を守る

塗装によってできるが、屋根を紫外線や雨から守ります。とくにスレートやセメントでできた屋根は、何もしないと早く弱ってしまうので、塗装で守ることがとても大切です。
長持ちさせるためにも、定期的な塗装が役立ちます。  

サビを防ぐ効果がある

金属でできた屋根は、サビやすいのが特徴です。しかし、塗装をすることでサビをおさえることができ、長く使えるようになります。  

水がしみにくくなる

塗装をすると屋根の防水性が高まり、雨水が中にしみにくくなります。これにより、木の部分が腐ったり、鉄の部分がサビたりするのを防ぐことができます。  

カビやコケが生えにくくなる

塗料の中には、カビやコケの発生を防ぐ成分が入っているものもあります。とくに湿気の多い場所では、こうした塗料を使うことで屋根を清潔に保つことができます。  

暑さや寒さをやわらげる

遮熱や断熱の効果がある塗料を使うと、屋根の表面温度が上がりにくくなります。
そのため、夏は部屋が暑くなりにくくなり、クーラーの効きも良くなります。冬もあたたかさが逃げにくくなるので、一年中すごしやすくなります。 

ただし、塗装の効果は屋根の種類や傷み具合によって変わります。また、塗装はあくまでも表面を守るもので、すでに中まで傷んでいる場合は、塗装だけでは直せません。
屋根の状態はこまめにチェックし、必要なタイミングで適切に手入れをすることが大切です。

屋根の塗装は、家を長く使うために大切な手入れです。ちょうどいいタイミングで塗装をすることで、屋根の傷みを防ぎ、きれいな見た目も保てます。

塗り替えの目安について

屋根の塗装が必要なタイミングは、屋根に使われている材料や塗料の種類、周りの環境によって違ってきますが、おおよその目安は次のとおりです。

■ スレート瓦:10〜15年ごとの塗り替えがおすすめです。
■ セメント瓦:スレート瓦と同じく、10〜15年くらいでの塗り替えがおすすめです。
■ トタン屋根:5〜10年ごとの塗り替えがおすすめです。
■ ガルバリウム鋼板屋根:10〜15年ごとの塗り替えがおすすめです。
■ 日本瓦(粘土瓦):通常は塗装の必要がほとんどありませんが、白い部分の漆喰が傷んでいたり、瓦がずれていたりする場合は、別の手入れが必要になることがあります。

これらはあくまで一般的な目安です。実際のタイミングは、屋根の様子や周りの環境によって変わってきます。前に説明したような傷みが見られたときは、早めに塗装を考えることが大切です。

季節ごとのおすすめの時期

桜が咲く時期に塗装をする画像

屋根の塗装は、春(3月〜5月)秋(9月〜11月)に行うのが一番良いとされています。これらの季節は気温や湿度がちょうど良く、塗料がよく乾いて仕上がりもきれいになります。

は天気が安定していて作業がしやすい時期です。ただし、塗装工事が混み合う季節なので、希望する日に予約が取りにくいこともあります。
も同じように、作業に適した時期ですが、台風が近づくと天気が急に変わることがあるため、注意が必要です。
逆に、梅雨・真夏・冬は、天気や気温の関係で作業がむずかしくなることがあります。とくに梅雨は湿気が多く、塗料が乾きにくくなるため、工事に時間がかかることもあります。

ただし、ベストな時期は地域の気候や家の状態、住んでいる人の予定によっても変わります。たとえば、北海道のように寒い地域では、夏が塗装に向いていることもあります。
また、梅雨の時期は予約が取りやすいというメリットもあるので、悪いことばかりではありません。
いちばん大切なのは、自分の家の場所や屋根の状態をよく考えて、信頼できる業者と相談しながら、無理のない計画を立てることです。

一般的な家で屋根の広さが70〜100㎡くらいの場合、塗装にかかる全体の費用はおよそ40万円から80万円ほどになります。この中には、塗料の代金だけでなく、職人の作業にかかる費用や足場の設置費なども含まれています。
※建物の広さは延床面積35坪前後の家を想定しています。

ここからは、費用の内訳や塗料ごとの特徴、そして作業ごとの大まかな料金について説明していきます。

塗料の種類とその相場

刷毛とローラーの画像

屋根に使われる塗料にはいくつかの種類があります。それぞれに耐久性や価格、特徴があるため、選ぶときは費用だけでなく、長持ちするかどうか手入れのしやすさも考えることが大切です。

アクリル塗料

価格が安く、気軽に塗装をしたい方に向いている塗料です。耐候性はそれほど高くないため、短期間での再塗装を前提に選ばれることが多いです。

■ 耐用年数:5〜7年
■ 費用の目安:1,500円前後/㎡ 

ウレタン塗料

塗ったあとにやわらかく仕上がるので、細かい場所や凹凸のある部分にもなじみやすいのが特長です。費用と性能のバランスが良く、部分的な修理にも使われます。

■ 耐用年数:6〜10年
■ 費用の目安:1,500円前後/㎡

シリコン塗料

コストパフォーマンスに優れ、現在主流となっている塗料です。耐久性や防汚性も高く、住宅の屋根塗装で多く使用されています。

■ 耐用年数:10〜15年
■ 費用の目安:2,500円前後/㎡

フッ素塗料

耐久性と防汚性に優れているので、メンテナンス回数を減らしたい方におすすめです。費用は高めですが、長期的に見るとコストを抑えられる場合もあります。

■ 耐用年数:15〜20年
■ 費用の目安:4,000円前後/㎡

無機塗料

石やガラスのような無機物が使われており、紫外線や雨風にとても強い塗料です。初期費用は高くなりますが、耐久性はトップクラスです。

■ 耐用年数:20〜25年
■ 費用の目安:5,000円前後/㎡

工事費や足場代について

屋根を高圧洗浄している画像

屋根を塗るときには、塗料代のほかにも工事にかかる人件費や、足場の設置代、道具代などが必要になります。工事費の中には、次のような作業が含まれています。

高圧洗浄

屋根の汚れやカビなどを強い水の力で洗い流す作業です。これを行うことで塗料がしっかりと定着するため、仕上がりが長持ちします。

■ 費用の目安:200円前後/㎡

養生(ようじょう)

塗らない場所をシートなどでカバーし、塗料が飛び散らないようにする作業です。周りを汚さないために欠かせません。

■ 費用の目安:400円前後/㎡

シーリングの打ち換え

屋根のすき間にある古いゴムのような部分を取りのぞき、新しいものに交換します。防水性や空気のもれを防ぐための作業です。

■ 費用の目安:1,000円前後/㎡

軒天(のきてん)塗装

屋根の下側にある「軒天」という部分の塗装です。湿気がたまりやすく、傷みやすい場所なので、定期的に塗る必要があります。

■ 費用の目安:1,200円前後/㎡

雨どい塗装

雨水を流す「雨どい」も塗装することで、サビや傷みを防ぎます。

■ 費用の目安:1,000円前後/m

そのほかにも、屋根の端に取り付けられている板(破風板)や、雨どいのすぐ下にある鼻隠しなど、いろいろな部分の作業があります。これらは見た目をきれいにするだけでなく、屋根をしっかり守るためにも重要です。

実際にかかる費用は、屋根の広さ傷み具合使う材料業者によって違ってきます。そのため、事前に見積もりをとって内容をよく確認しておくことが大切です。

外壁と一緒に塗装するとお得になる?

屋根と外壁は同時に塗装するケースも多くあります。そうすることで、いくつかのメリットが得られます。

足場代が1回で済む

屋根だけ、外壁だけと別々に塗装すると、そのたびに足場を組む必要があります。同時に行えば、足場を1回組むだけでいいので、設置代が1回分で済みます。

工事が早く終わる

屋根と外壁をまとめて塗装することで、作業の期間が短くなります。そのぶん、ふだんの生活への影響も少なくなります。

外観に統一感が出る

屋根と外壁を同じタイミングで塗装することで、色合いやデザインに統一感が生まれます。建物全体が整った印象になり、すっきりと美しく見える仕上がりになります。

塗装を考えるときは屋根と外壁のタイミングを合わせることで、費用もおさえられて、見た目もきれいに仕上がります。メンテナンスを効率よく行いたいなら、一度にまとめて塗装する方法もおすすめです。

屋根塗装は、見た目を整えるだけでなく、大切な建物を長く守るために必要なメンテナンスです。タイミングを見て適切に塗装を行うことで、雨漏りや劣化を防ぎ、将来的な修繕費をおさえることにもつながります。

「そろそろ塗り直したほうがいいかも」「屋根が傷んで見える」と感じたときが、塗装を考えるきっかけになるかもしれません。ただ、どんな塗料がいいのか、費用がどれくらいかかるのかなど、不安を感じる方も多いと思います。

当社では、屋根の点検から見積もり、塗装プランのご提案まで、専門スタッフがわかりやすくご案内します。少しでも気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

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